防炎

防炎とは

防防炎とは、燃えにくい事象のことを意味しています。繊維などの可燃物の燃えやすい性質を改良して防炎性能を与えると、小さな火源(火だね:マッチ・ライター) を接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。こうした性能を「防炎性能」といいます。
(出典:公益社団法人日本防炎協会)

この、防炎性能により火災の成長を抑制することで、初期消火や避難などの火災対応を行う貴重な時間的余裕をもたらしています。燃えやすい布製品を制作・販売する企業は『燃えやすいものを燃えにくく加工してから販売する』役目を果たしているのです。詳しくは公益社団法人日本防炎協会のページをご参照ください。

防炎加工とは

カーテンなどに利用される布には、縫製前にあらかじめ燃えにくくする薬剤を塗布する工程が含まれていて、それを防炎加工といいます。防炎加工には「一時性防炎加工」と「耐久性防炎加工」の2種類があります。加工専門の会社では、防炎加工技術者が繊維の選別判定やその素材に最適と考えられる防炎薬剤を選定します。そして、適正な防炎薬剤の濃度で、浸漬、塗布、吹き付け等の防炎加工を行っています。